2013年4月11日木曜日

シュリンクフィルム/素材


出典:

シーエムシー・リサーチ
CMC Research


発展する材料を陰で支える補助材料の代表的な事例~シュリンクラベル。

シュリンクラベルは、現在、下記の二つが市場の大半を占めている。

1、OPS(二軸延伸ポリスチレン)フィルム
2、PETフィルム

このPETフィルムの市場規模は「40,000トン台」であり、 ボトル用PET樹脂の1/13、PETシュリンクラベルでは12,000トン台となっている。PETフィルム全体の比率から占める割合は、1/20以下と極めて小さい。しかし、PETボトルの需要拡大に大きく貢献している。
飲料用ボトルの種類に対応した物性改良に対するに樹脂間、メーカー間の開発競争が激しく、この数年でユーザーニーズに沿った品質改良大きく進んでいる。
シュリンクラベルは、かつては、「塩化ビニール」が市場の大半を占めていたが、環境問題から姿を消した。OPSやPETの技術的な発展が無ければ、PETボトルの需要は今日ほどの規模には到達で出来なかったことは間違いないと思われる。
各種資材で飛躍的な発展の裏には、目立たないが優れた補助材料が支えているケースが多く、シュリンクラベルはこの代表例といえる。

N/J
2013-04-11